特集 DICスピルリナ
ここ数年、“話題の健康食材”として注目を浴び続けている「スピルリナ」。とりわけ日本国内で手に入るものの中では最高クラスのクオリティを誇る“DICスピルリナ”に、今回スポットを当て、特集を組みました。
健康維持はもとより、アンチエイジング食材として抜群の人気を誇るスピルリナ。ぜひこの機会に詳しくなりましょう。
そもそもスピルリナって何?
スピルリナは約30億年前に誕生したといわれる、高温、強アルカリという環境で育つ生命力の高い“藻”なのです。
顕微鏡でのぞくとクルクルっとしたらせん形をしています。(顕微鏡写真は下記に掲載)
その形からラテン語の”ねじれたもの”や”らせん”を意味する”Spira”(英語ではSpiral)が語源になっています。スピルリナが藻類(そうるい)として発見される以前から、自生していた湖(アフリカやメキシコの塩湖)の周辺に住む原住民はスピルリナを食糧としてパンやスープにして食べており、古くから今日に至るまで数千年間スピルリナを食糧として利用する習慣が受け継がれて日常食になっていったという記録があります。
食品としてのスピルリナは、1927年にドイツの藻類学者のドゥルピン博士がスピルリナを発見し命名、その40年後の1967年代にフランスのクレマン博士が「スピルリナはたんぱく質が豊富である点からも将来の食糧として注目されるべきものである」と発表したことにより、世界中がその栄養食としての価値に大きく注目し始めたのです。
現在、スピルリナは健康食品として、日本をはじめ米国、欧州、オセアニア、アジア各国の人々の健康管理に役立っています。ビタミン、ミネラル、アミノ酸、食物繊維、γ-リノレン酸、葉緑素、さらに通常のサプリメントにない核酸、酵素、フィコシアニンなど、健康の維持・増進にはたらく成分が含まれています。
スピルリナの魅力とは
1950年に発表された「日本食品標準成分表・初版(科学技術庁)」によると、ほうれん草100g中のビタミンCは150mgとなっています。ところが60年後の2010年版では35mgと激減!
こうした栄養成分の減少傾向は、ほかの野菜も例外ではありません。農薬や土質などの影響で野菜そのものがパワーダウンしている上、ただでさえ野菜不足に陥りがちな現代人の食生活…そんな現代人にぴったりなのが「スピルリナ」なのです。
理想的なバランス食
人の体は糖質や脂質からエネルギーを取り込みますが、それを有効に代謝させるのがビタミンです。効果的にビタミンを働かせるために はミネラルが必要で、ミネラルを体に取り込ませるためにはアミノ酸、つまりたんぱく質が必要です。すなわち、これらの栄養素がお互いに助け合って、食べた物を血や肉そしてエネルギーに変えていくのです。スピルリナにはビタミン・ミネラル・アミノ酸に加え、食物繊維・多糖・不飽和脂肪酸など50種以上の健康・栄養成分を含んでいます。
神秘のスピルリナ
~植物であるのにグリコーゲンを生成??植物??動物??~
スピルリナは植物と動物に分化する以前に誕生した生物と考えられ、動・植物両方の特徴を併せ持つ非常に珍しい生物といわれています。そう言われる 理由は、「動物の体の中に蓄えられているべきグリコーゲンをスピルリナが主要成分として持っていること」があげられます。スピルリナは藻なので植物であるにもかかわらず動物にしかない特徴を持っているという不思議な点はスピルリナの神秘的な魅力といえるでしょう。
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